2016/01/27

買付けダイアリー1


買付け初日。
買付け先のオーナー林(rin)さんが珍しく朝食に誘ってくださった。
ホテルに朝食はついていないので
旅では大体、ホテル近くの珈琲ショップか小さな食堂で簡単に済ますことが多い。

この日は朝から飲茶・・・・  しかも すごい品数をオーダーしてくれた!!

どれも美味しくて ついつい食べ過ぎてしまう。
蒸篭にのった エビ餃子、大根餅や里芋を潰したお餅のようなもの、
春巻き、肉饅頭・・・・
それから土鍋で炊いた あっつ熱のお粥! ピータン入で美味しかった〜



お腹が満たされたら 買付けルートを練る時間。
今回の旅は いつもより一日短くタイトな日程なので、
骨董店の位置関係や 各店の扱うもの、特色なんかも考慮して
行く順番を決める。
(これが 運命の分かれ道だったりするから よく考えなくては!)




スタートは、チベットやモンゴルの古い道具を扱う店から・・・・

新しい家具を作る工場が増えている中、
ここのオーナー朱さんは 年に一度はチベットや中国全土の地方を回り
古い家具を探している。
古いものは修繕も必要で手間がかかる。
中国の住環境も刻々と、急速に変化し
国内用の新しい家具を作る工場が以前より増えてきた。
そして そういう仕事の方が効率が良いし なにより儲かる。
多くの工場が そっち路線にシフトしていく中、
彼のような存在は、ここ中国では貴重な存在かもしれない。




なにを入れていたものだろう・・・・
楕円形と、鋲の入り方に惹かれた。


 漬け物を入れていた壷


こちらはお酒・・・・・



真剣に見入ってます・・・・

どれも花入れに見立てて使うと美しい。
どんな花がどんな風に生けてあるのかまで
映像であらわれる。 楽しい時間!


この他にも、銅でできたチベットのヨーグルト入れにも出逢った 一目惚れ!!!


それから こんな獅子にも・・・・


雄と雌、一対でいた。
かなり古そう。
木肌の表情、細工、大きさなど 全て最高!
山西省から出てきたもので、 
庄屋のような家の屋根の両端に乗っていたものなのだそう。

惹かれる・・・!
でも お値段も良い!!
とりあえず店主にキープをお願いして 店を出ることに。



その後も何件かの店を回る・・・・
なかなか琴線に触れるものは見つからない。
まぁ、気に入るものが 在り過ぎても困るのだけど。
ない中から 見つけ出すからこそ 楽しいのかもしれない。



このテーブルは上海から出たもの・・・・


上海は租界時代の流れで ヨーロッパデザインの家具が多い。
この子は足が華奢でキレイ。
連れて帰ります!

               
                       つづく

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